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ことり

認知症の改善に大切な椎骨脳底動脈 ~経絡とは何か その6~

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初めての方はこちらから↓↓

【老化や病気・不調が起こる根本原因とその対策法をご紹介します】

 

これまでのまとめ↓↓

 

①1か所の経絡の緊張が、身体全体に影響を及ぼす。

【経絡とは何か?その3 ~ヘルニアが一度の治療で改善した治療例から~】

 

 

②「膝の痛み」と「認知症」は

経絡が原因で、2つの症状が同時に現れていた。

【経絡とは何か その4 ~膝と認知症が同時に改善した治療例.1~】

 

 

③膝と認知症の2つの症状が「経絡」のもと同時治癒した。

【経絡とは何か その5 ~膝と認知症が同時に改善した治療例.2~】

 

 

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何故、膝と認知症が同時に改善するのだろう?

 

それには「経絡の流れ」が関係している。

 

 

 

 

膝に強い痛みがあり

認知症も併発されていた患者さんは

前回ご紹介したように↓↓

【膝と認知症が同時に改善した治療例. その1】

 

 

 

足の内側を流れる経絡である

肝経(かんけい)と

腎(じんけい)の流れが特に強く滞っていた。

 

 

 

こちらは肝経の流れ↓↓

 

 

 

こちらは腎経の流れ↓↓

 

イラストは【東京オステオパシーフローディング】さんからお借りしています

 

 

 

上のイラストから分かるように

両経絡とも膝の内側を流れている。

 

 

この経絡の流れが滞ることで

気血(エネルギーと栄養)の流れが滞り循環不足に

 

 

それと同時に膝の動きに制限がかかることで

膝の痛み・症状が現れることは想像しやすい。

 

 

 

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イラストにある両経絡の流れは

膝まわりだけでなく、身体の上部まで流れている。

 

その上方部分である首周辺を見てみると

両経絡共に【喉元】を流れていることが分かる。

 

 

 

 

実はこの【喉元】こそ

認知症と大きな関係があるのだ。

(今回の症例はその1つとして紹介している)

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

 

肝経の流れは【喉ぼとけ】のやや外側を流れている↓↓

 

 

腎経の流れは、【喉ぼとけ】の中央(奥)を流れている↓↓

 

 

少し分かりづらいので

こちらの画像も↓↓

【Diamond online】さんよりお借りしています↑↑

 

 

 

多くの患者さんを通して教えてもらったのだが

①腎経が滞ると、その流れ上にある

 

②喉ぼとけの中央(奥)が固まる。

 

喉ぼとけ中央が固まると

③後頭部の※盆の窪(ぼんのくぼ)エリアが

連動して固まってしまう。

 

※後頭部中央にある凹んだ部分(鼻の高さのライン)

 

 

 

 

下の画像のように、喉の中央が固まると

盆の窪付近(及びその中の部分が)が

喉の方に引っ張られてしまう↓↓

(青い矢印の方向)

 

 

 

 

また

①肝経が滞ると喉ぼとけの脇が固まる。

 

喉ぼとけの脇が固まると

②首の骨の真ん中辺り(第3,4頸椎)が連動して固まる。

=首の中央部分が前側に引っ張られてしまう↓↓

(青い矢印の方向)

 

 

 

喉ぼとけ周辺が固まる

↓↓↓

結果、この2か所が固まる

↓↓↓

すると、大きく影響を及ぼすのが

【椎骨動脈】・【脳底動脈】という血管である。

 

 

 

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生命の一部は、進化の過程で複雑化した。

複雑化したシステムを一元管理する為に

神経が集まり、脳が誕生し

さらにその脳が極端に肥大化した生き物が人間である。

 

 

そんな生命を維持管理している

スーパーコンピューターの脳には

2対の太い動脈が通り

脳に血液が供給されている。

 

 

 

 

 

生命を維持管理する脳は、

たった2本(左右合わせて4本)の

血管により支えられている。

 

文字通り「生命線」である。

 

 

 

 

 

その1本は「内頸動脈」。

心臓から出た動脈が

首の前側に沿って脳へと運ぶ。

 

時代劇などで武士や侍が相手の首筋を切ると

「ブワッ」大量の血しぶきが出る

あの総頚動脈の延長にある血管である。

 

 

 

 

もう1本は【椎骨動脈】(ついこつどうみゃく)

心臓から出た血液を

「首の後面」(=頸椎の中)を通り、脳へ注ぐ↓↓

 

 

 

左右1対の椎骨動脈は後頭部で

(脳幹の前面部分)で合流し【脳底動脈】になる。

 

 

 

 

「椎骨動脈」とその延長にある「脳底動脈」は

その後、※脳幹の上部と小脳。大脳の後内側を栄養する。

 

※脳幹は「間脳」「中脳」「橋」「延髄」の4つに区分され

自律神経の中枢であり

大脳からの神経を束ね

まとめて脊髄神経に送る場所であり

 

覚醒状態を保ち、心臓や肺を動かしたりと

生命維持の中でも最も根幹を担う部分である。

 

(脳幹に網目状に分布している脳幹網様体は

筋の緊張や運動調節や

視覚・聴覚などの情報を大脳皮質に伝える)

 

 

 

 

 

 

そのような脳の機能維持を担う

重要な血管である

【椎骨・脳底動脈】だが

 

そのルートを見てみると

『なんとも狭苦しいところを通っている』

と思わないだろうか?

 

 

 

横から見ると良く分かるが

椎骨の隙間を潜り抜けるように通っている↓↓

 

椎骨動脈」の用語の意味

 

 

何故、この様な場所を通る必要があるのだろうか?

 

 

1つは、上記で書いたように重要な血管であり

損傷すると致命的となる為

首の骨の中という、外部の衝撃から

守られる場所を選んだのだろう。

 

 

 

が、其れよりも何よりも

そもそも首自体が細いことが問題なのだ…

 

 

 

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魚時代は【首】なる存在はなかった。

首にすげ代わる以前

そこには【鰓(えら)】があった。

 

 

鰓は水中で呼吸する為の器官なので

陸上に上ると必要がなくなる。

必要がなくなり

鰓が退化した部分が【首】である。

 

 

首をしらない魚たち↓↓

 

人の祖先である硬骨魚類を見ると

内頚動脈はあるが

勿論、椎骨動脈は存在しない。

 

 

つまり、わざわざ狭い部分に動脈を持つ必要がなく

進化の過程で(首が細くなり)

無理矢理押し込み作られたのが

椎骨動脈(その延長の脳底動脈)なのだ。

 

 

 

 

陸上に上がった動物

そして直立姿勢を得た人間。

に対して椎骨動脈及び脳底動脈の構造。

 

 

これで支障が出ない。

という方が不思議である。

 

現に、この部分の問題が

ある程度の年齢になると、ほぼ100%現れ

様々な症状を引き起こしているのだ。

 

 

今回の認知症も

大きな要因の1つだったと考えられる。

 

 

 

次回に続く…

我が家のにゃんこ ムーさん↑↑

 

おねだり時などに、ムームーと鳴く(;’∀’)

 

 

 

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いつも有難うございます。

患者さんに集中したいので

施術中は電話を取らない事にしております。

 

最近、携帯電話からの営業の電話が多く

折り返しの電話が営業に繋がってしまう事が多い為

初めてのご予約の際は

必ず留守番電話に一言で構いませんので

『予約希望』とメッセージ頂けますと助かります。

その日のうちに折り返しの電話を致しますので

お手数ですが宜しくお願い致します。

 

 

 

 

リラックスしたい時も、

検査しても原因が分からないような症状。

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はりきゅう ねことことり にお気軽にご連絡下さい。

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自己紹介↓↓

 

深山陽(みやま よう)

 

好きなもの   ・家族との時間は全て最高 ・ニャンコ(ワンコも飼いたい…カメも…)

好きな言葉   ・ねこは液体…

贅沢な時間   ・妻と外で本を読むこと ・出張先での露天風呂(サウナもあれば尚) ・海や鳥が飛ぶ姿は何時間でも見ていたい

好きな漫画   ・ゴールデンカムイ

好きなドラマ  ・ブラックジャックによろしく ・ミステリーという勿れ

好きな映画   ・インターステラー ・ビューティフルマインド ・湯が沸くほど熱い愛

座右の銘       ・我以外皆師 ・細部に神は宿る

尊敬する人   ・妻 ・関澤英高

好きな人    ・妻と子供たち  ・甲本ヒロト&マーシー ・坂本龍一 ・三木茂夫

鍼灸マッサージ師の良いところ   ・喜んで頂けて生活が出来る ・人を介して宇宙を感じれる ・生涯探検家

目標 ・家族の幸せ ・患者さんがこれまでの人生を肯定出来るような治療がしたい

・自分の得た知識・技術を誰にでも使えるように伝えたい

僕よりも若い鍼灸師へ     ・(僕は)代田文誌の鍼灸真髄で鍼灸の楽しさを、長野潔先生の著書で取穴の妙を、弓と禅で技の在り方を学びました。それ以外は森羅万象が師。鳶の様な視点を忘れず、人以外のものに質問をし、一つの臨床から一つ、自分が何を学び得たのかを振り返って下さい。

一言 ・反省ばかりの前半。家族を一番に、全てを糧に、仁・そして少しでも無為自然へ