老化現象を抑えるツボ 生命力を上げるツボ ~人の中には2つの海がある~
ブログ
前回、太古からのパートナーであった「腸内細菌」と、
その腸内細菌に対して
抗生物質‥がどれだけ影響しているか
について少し触れましたが↓↓
お話だけでは退屈してしまうので
今回は身体のメンテナンスをお伝えしたいと思います。
※今回のブログは以前に行われた腸活講座の内容になります
【ヒトの中の2つの海】
進化の始まり、全ての生命の源は【海】ですね。
生命・ヒトは海なしでは生きられません。
それは陸上に上がった今も同じです。
例えば、
人間の身体は成人男子で約60%が水分。
そのうち40%が細胞内液・
20%は細胞外液という配分になっています。
(因みに細胞外液の5%が血液になります)
何故、2種類の水が必要なのか?
「40億~27億年前」の原始の海は
炭酸が溶け込んだ淡水で、今のような高濃度の
ナトリウム、カルシウムはありませんでした。
つまり、もともと海はしょっぱくなかったのです。
ナトリウムやカルシウムは「27億年前」、
水面に陸地が顔を出し、風化を受けることに
よって供給されました。
そしてそれ以降は
現在と同じ、しょっぱい海になります。
生命生まれてから38億年。
生命はしょっぱくない海としょっぱい海の
2つの海に対して懸命に順応し、生きてきました。
そしてヒトもその生命史の果てに生きているので
40~27億年前までの原始の海と(細胞内液)
27億年~現在までの海、(細胞外液)
2つの海が必要なんです。
ーーー
こんな風に
人の身体には至る所に
地球・生命の歴史が綴られています。
自分の身体には地球の歴史が宿ってる…
自分の身体に尊敬と敬意をもつこと。
それは生きる力をもたらす事に
繋がるかも知れません。
そんな思いで、時々身体を撫でてあげて下さい。
改めて、そんな「海」がなくては
生きていけない「ヒト」
その海を陸上でも保つ為に誕生したのが
今の【腎臓】です。
東洋医学の【腎】は、
現代医学の「腎臓」よりも
さらに重要な意味があるとされ、
腎のエネルギーが不足すると、
「髪」や「歯や歯茎」「骨」などが弱まり、
「耳」や「足腰」や「脳」などの機能低下が起こります。
=腎が弱まると【老化現象が始まり】
腎のエネルギーが尽きる時【命が尽きる】といわれます。
腎は全てを正常に働かせる根源。
生命の源です。
また、腎臓の細胞は再生が出来ないので
腎機能が低下すれば
人工透析に頼るしかありません。
人工的に海を継続することは
余りにも負担が大きすぎます。
そんな「腎」をメンテナンスすることは
海で生きてきた祖先を持つ私たちにとっても
必須のメンテナンスなので
継続的に「腎」・「自分の中の海」を
潤していきましょう。
次回、そんな腎とその機能回復を行うメンテナンスをご紹介致します。
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